台湾でコピ・ルアクを飲む

先日5日間のお休みをいただき、台湾へ行ってきました。

日本からの気軽な海外旅行先として大人気の台湾。

旅費もLCCでタイミングがあえば片道5000円ほどですし、比較的安いホテルでも清潔で過ごしやすいところが多いと思います。

言わずと知れたグルメはもちろん、カフェや自家焙煎珈琲にも非常に熱いものがあります。

そんな台湾を、今回は台湾第二の都市である高雄から台東を旅してきました。

台東へいく目的は、ある珈琲農園で作られている「コピ・ルアク」を味わうこと。

「コピ・ルアク」はインドネシア産が一般的ですが、台東にもあったんです。

 

 

珈琲通ならご存知の方も多いかと思いますが、「コピ・ルアク」は世界でもっとも高価な、ジャコウネコの糞から採られる珈琲です。

映画『バケットリスト』でもジャック・ニコルソン演じる主役の大金持ちの男性も好んでいました。

美味しい珈琲は完熟したコーヒーチェリーを収穫することが非常に大切なのですが、ジャコウネコは真っ赤に熟したコーヒーチェリーしか食べないので、糞から未消化の珈琲豆だけを取り出した「コピ・ルアク」は間違いなく美味しいというわけです。

しかしながらジャコウネコ一匹からとれる量は一日約3g、一年では1キロほど。

生産量が少ないため、希少価値も加わり、結果かなりの高級品となっています。

お土産物屋さんなどで販売されているお安いものは100%本物ではない「コピ・ルアク」がちょっと入ったものである場合が多いのでご注意ください。

 

 

高雄から台東へは自強号という、日本でいう特急電車を利用して片道約2時間半。

電車でいける距離に珈琲農園があるなんて、と信じられない気持ちでした。

以前インドネシアに珈琲農園の視察に行ったときは、山の中の険しいぼこぼこ道を車で8時間ほど走った記憶があります。

今回は、車窓に広がる海岸線、青い空、南国の明るい景色のおかげで、移動の間も楽しい時間になりました。

ただ一つ失敗したことが。

それは座席指定を予めしておかなかったこと。

週末で電車の指定席はすべて満席。

電車内を見渡し、空いてる席を見つけては座り、人が来ると移動を繰り返していたものの、最終的には列車の連結部分で待機をするということに。

指定席でも自由席でもお値段は同じなので、台湾では問題ないようでした(特別に嫌な顔はされなかった)が、自分の気持ちとして無賃乗車してる気分で、心臓に悪かったです。

もし自強号を利用する際は、落ち着いて車窓の景色を楽しめるようにあらかじめ座席指定をしておくことをお勧めします。

 

 

台東駅。

大きな駅だけれど、にぎやかさはあまり無く、バスなど公共の交通便は悪いのでダクシーで移動します。

タクシーは乗る前に目的地を伝えて、いくらぐらいかかるか、時間はどれくらいかを確認。

メーターを使ってくれるタクシーだったので安心です。

快晴のこの日は、空気も空も澄みわたり、周りの景色の輪郭がいつもより濃いように感じました。

ドライバーさんが車の窓を開けてくれていたので、さわやかな風が心地いい。

 

 

南国らしいバナナの畑

 

 

台東名物のシュガーアップル(釈迦頭:シャカトウ)の木

釈迦頭は台東で食べてみたいと思っていた果物だったので、栽培されているところが見れてよかったです。

 

 

 

よく熟した釈迦頭を買って食べてみました。

熟すと皮に黒い部分ができるそうで、これが熟した合図らしいです。

手で簡単に割れるほど柔らかく、食べてみると、白い果実は甘くてねっとり、黒い種の周りはプリプリ、皮の内側は少しじゃりじゃり。

食感が面白く、日本にはない独特の美味しい果物だと思いました。

 

 

こちらが目指した『山猪園牧場』

 

 

閑散とした雰囲気。

誰もいない。

大丈夫なのか・・・

もしや無駄足?

後日に続きます。

 

 

 

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