台湾でコピ・ルアクを飲む その3

さて、いよいよ台湾のコピ・ルアクのレポです。

麝香』は中国語でジャコウの意味。

天然消化』はまさにジャコウネコの糞から採取した珈琲。

『研院生抜』は研究所で作ったもので、100%ではないとのこと。

300元は日本円で約1200円弱。

高いと思われるかもしれませんが日本で飲めば一杯5000円以上のお店もあるコピ・ルアク。

もちろん迷わず天然消化をオーダー。

 

 

 

 

抽出方法はサイフォン。

オーナーさんが直々にたててくれました。

試飲したものは、特徴のある香りと酸味を生かすべく、焙煎度合いはかなり軽めのよう。

サイフォン抽出のメリットは高温抽出のため香りと苦みを引き出しやすいことがありますが、苦みはほぼなく、とても軽い味わいでした。

 

 

参考までに、こちらは数年前インドネシアの珈琲農園を視察した際見せてもらったジャコウネコの糞。

未消化の珈琲豆が見えます。

天日乾燥させているのでカラカラ、果実を主食にしているためまったく無臭です。

現地の人は山の中を歩いて、これを探してくるんですって。

そりゃ天然100%は値段も高いわけですよね。

しかし、最初にここから珈琲を採ってやろうと考えた人はすごいよねぇ。

 

 

山猪園牧場にあった精選方法(コーヒーの赤い実から生豆を取り出す方法のこと)別に大きなザルの上に広げられた豆。

上から、

珈琲の実の果肉ごと干したもの(ナチュラル精選)

果肉をとってそのまま乾燥させたもの(パルプドナチュラル精選)

果肉をとって水洗いして乾燥させたもの(ウォッシュド精選)

精選方法によって、同じ豆でも出来上がりの味わいが異なるのが珈琲の面白いところ。

 

 

農園の隅で生豆のハンドピックをされていた女性と。

 

 


お土産用のドリップパックのコピルアク(60元)。

こちらは試飲したものより深い焙煎度合いで、コクも十分。

特徴のある香りも楽しめました。 ドリップパックにしては、かなり出来がよくて美味しいと思います。

 

 

お人柄の良いオーナーさんのおかげで、より一層台湾が、台湾の人が好きになる農園見学になりました。

もし台東を訪れることがあったら山猪園牧場(サンズーユェン・ムーツァン)に行ってみてください。

気さくなオーナーさんと、楽しく珈琲の魅力に触れることができます。

 

 

 

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